キックオフミーティング2日目は、木と出会えるまちづくりツアーです。
建築家の広谷さん、家具デザイナーの小泉さん、プロデューサーの貫場さんが15年以上続けてこられている旧大山アリアでの活動を学生達が見学します。キックオフミーティングでの地域の方々との交流や、LIVING ART in OHYAMAというアートイベント、そしてまちのあちこちに点在するバス停やサインなどを見学することで、この活動が長い年月をかけて少しずつ積み上げられてきたものだということを肌で感じてもらいます。
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広谷さんによる福沢地区コミュニティセンターツアー。建物全体のコンセプトや、空間構成、色や素材、設備の話など、丁寧に説明して下さり、学生達も真剣に聞いています。
小泉さんによる家具レクチャー。建築と一体化した家具の考え方や、どのように材料が組み合わされているかなど、見ただけではわからないことを教えて下さいました。
この施設を使う地元のおばあちゃん達が、ソファの上で正座をしてちょうどいい目線になる高さに設定されているという説明を聞き、早速正座をしてみる男子学生達。生身の体験は何物にも勝る勉強方法ですね。
コミュニティセンターにあるバス待合室。実は地元のデートスポットでもある!?
福沢地区コミュニティセンターの見学を終えたら、バスに乗り込んでまちを廻ります。
このバス停は2005年のLIVING ART in OHYAMAで使われた展示台が、バス停に転用されています。
イベントで使われたあとゴミになってしまうのではなく、その後どう使われるかまで考えられたデザイン。LIVING ART in OHYAMAの思想がここにあります。
川沿いにある桜床。春の桜満開の季節にも、是非訪れて欲しいです。
小見地区にあるバス停のバス待合室。木のテーブルには、長友啓典さんの黒猫のイラストが描いてあります。まちの中に何気なくあるアートスポットです。
福沢地区コミュニティセンター以外にあと2つあるコミュニティセンターも見学。全ての施設に共通する空間の考え方と、それぞれのコミュニティセンター独自の考え方両方を体感します。
小見地区コミュニティセンターの近くにある砂防ダム。立山連峰から富山湾までの短い距離を一気に駆け下りる河川。その独特の地形故に、富山の歴史の中で治水技術が如何に大切であったかを学びました。